photo : sakai koji@graytone photographs
34歳の夫婦が築34年の古い空き家を購入し、自宅兼アトリエにリノベーションする計画。 単に内装仕上の更新や簡単な間取り変更をするだけでは無く、断熱・気密性能の向上、 構造的弱点の改善等、根本的な解決を行い、北海道の厳しい気候に、この先数十年間、 充分耐えうるだけの快適性と最新住宅にも劣らない省エネ性能を実現している。 築30年余り経って、古く黒ずんだ柱や梁、昔ながらの重たい無垢扉など、 既存の価値を丁寧に評価しながら手を加えることで、改修だからこそ得られる豊かさ を獲得したいと考えた。